残価設定ローンのメリット・デメリット

残価設定ローンの仕組み

残価設定ローンとは、3年後あるいは5年後にディーラーに車を下取りをしてもらうことが前提となったローンのことを言います。

残価設定ローンの残価とは、3年or5年後の車の下取り価格のことです。

車両価格から残価を引いた額がローン残高ということになります。

もし400万円の車を購入する場合、5年後の残価がその半分の200万円だとすれば、新車を半額で購入できます。

しかしながら、ローン金利は車両価格の400万円にかかるため、その金利分は負担しなければなりません。

この残価設定ローンを利用して購入した車は、後に下取りに出すことが前提になっていはいますが、下取りに出さずに買い取ることも可能です。

残価設定ローンのメリット

残価設定ローンのメリットは、車の購入費用を抑えられるという点にあります。

ローン金利は車両価格全体にかかってくるとは言え、それでも残価分がマイナスとなっているわけですから、ローンの支払額は抑えられます。

このようにローン全体の返済額や月々の返済額が少なくなれば、ワンランク上の車を選ぶこともできるようになります。

通常のカーローンだと頭金をだいぶ出さないと月々の返済が厳しくなるというようなクラスの車にも乗れるようになるわけですから、車好きの方にとっては特に魅力的なプランと言えるかもしれません。

残価設定ローンのデメリット

残価設定ローンのデメリットとしては、まず「金利の高さ」が挙げられます。

ディーラーごとで金利は異なりますが、6%前後~と比較的高い金利が設定されているようです。

「残価設定ローンで新車が半額!」などと言われると、金利のことは頭からスッと抜けてしまうかもしれませんが、残価設定ローンを検討しているのであれば金利面にも注目することが大切です。

そして残価設定ローンのデメリットとして最も懸念されると言えるのが「下取り価格の不確定要素」です。

残価として引かれる下取り価格は、正確に言うと“予想”下取り価格です。

つまり、残価設定ローンを返済中その車で事故を起こしたり、下取りに出す頃にはその車の中古車市場での価値が下がっていたりすると、当初の予想下取り価格を下回る可能性もあるということです。

そしてもしそうなれば、差額を支払わなくてはいけなくなります。

しかし一方で、予想下取り価格を上回る可能性もあります。

そうなった場合は、差額分を受け取ることもできます。

ディーラーによっては、あえて予想下取り価格を低めにし、実際の下取り価格を高く設定するというような方法で、ユーザーの購入意欲を刺激しようとすることもあるようです。

残価設定ローンとカーリース

残価設定ローンと似たようなサービスに「カーリース」があります。

カーリースは、オフィス機器のリースなどと同様、リース会社から一定期間車を借りるサービスのことを言います。

カーリースの大きな特徴は、月額に車検費用や税金、自賠責保険料などが含まれているという点です。

残価設定ローンですと、そういった費用は別途支払うことになります。

ですから車検などのまとまった費用を出すのがイヤだといった方にカーリースはオススメと言えます。

またカーリースも残価設定ローンと同様に、ワンランク上の車に乗りたいと考える方に適しています。

カーリースは車種選択を自由に行えますので、特定の車種のみ対応している残価設定ローンと比べると、車種選択の自由度は高いです。

ただカーリースにも残価設定ローンと似たようなデメリットがあります。

中古車価格が下がっていれば、契約満了時に差額分を支払わなくてはなりません。

カーリースや残価設定ローンといった、やや特殊な方法で車を手にする場合は、メリットだけでなくデメリットに目を向けることも重要です。