詳しく知りたい自動車保険の「等級」

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自動車保険の割引率に関わる「等級」

自動車保険について調べていると「等級」という言葉をよく目にするはずです。

この“等級”とは、ノンフリート等級別料率制度の“等級”と言います。

そしてこの等級によって、保険料が割り引かれることもあれば、逆に割り増しされることもあるのです。

自動車保険に加入した当初、等級は6等級となります。

6等級からのスタートということで、この時点では保険料の割引は適用されていないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、6等級には10%程度の割り引きが適用されることもあるため、実は最初から少し保険料がお得になっているのです。

無事故で過ごすことができれば、1年ごとに1つずつ等級がアップしていきます。

では以下で、2012年に改正された割引率一覧表を参考に割引率の一例を紹介していきましょう。

7等級は23%割引、8等級は28%割引、9等級は33%割引…と等級が上がるにつれ割引率もアップします。

そして最高位である20等級ともなると、割引率は63%と60%を超えます。

保険料が割り増しとなってしまうのは

等級が3等級以下となってしまうと、保険料は割増となります。

3等級で10%割増、2等級で26%割増、1等級では何と52%割増にもなります。

1等級になってしまうようなドライバーは、それだけ事故を起こす可能性が高いと判断されるため、保険料も大きく割増されます。

ちなみに4等級の場合は1%割引とほぼ割引はなく、5等級の場合は6等級と同じく10%割引となっています。

そしてこの等級に関して注意すべきなのが「自動車保険に加入したてのドライバー」です。

自動車保険に加入した最初の年は6等級からのスタートとなりますが、その最初の年に年に2回事故を起こし、いずれも自動車保険を使った場合、翌年の等級は一気に1等級にまで下がります。

つまり保険料が52%も割増されてしまうので、保険料による負担が大きくなってしまうのです。

そればかりか、事故の頻度が多いドライバーと契約するのはリスキーだということで、保険会社によっては契約を拒否することもあります。

等級据え置き事故の現在

自動車事故を起こし自動車保険を使ったとしても、場合によっては等級ダウンを免れることもあります。

そういった事故を「等級据え置き事故」と言います。

しかし等級“据え置き”という表現からもわかるように、仮に等級ダウンを免れたとしても等級アップにはなりません。

火災や爆発、盗難、暴動行為、台風、洪水などに巻き込まれたことで車両保険を使った場合、以前であれば等級据え置き事故として処理されていました。

ただその等級据え置き事故は、2013年10月からは「1等級ダウン事故」として処理されることになりました。

つまり自分の不注意によるものでなかったとしても、車両保険等を使えば1等級ダウンとなってしまうのです。

これまでは「等級据え置き事故だから」と気軽に使えた車両保険も、等級据え置き事故が廃止されている現在はそうもいかないかもしれません。

もし現在4等級だという方は、1等級ダウンにより保険料の割増が適用される3等級となってしまうわけなので、その点もよく考慮しながら車両保険を使うかどうか考えていくといいでしょう。

とにかく安全運転を心がけることが大切

このようにいろいろ変化している自動車保険には、今後もさまざまな変化が生じることが予想されます。

ノンフリート等級制度なども、この先ずっと微妙な変化を続けるはずです。

しかしどんなに状況が変わったとしても、安全運転を心がけることが重要であることは言うまでもありません。

それが等級アップのためには必要条件ですし、自分や家族の幸せのためにも安全運転を心がけることは大切です。